「アースミュージック&エコロジー」などを展開し政府会議の議員ストライプインターナショナル社長が社員にセクハラ

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女性向け人気洋服ブランド「アースミュージック&エコロジー」などを展開する、ストライプインターナショナルの石川康晴社長(49)が複数の女性社員やスタッフへのセクハラ行為をしたとして、2018年12月に同社で臨時査問会が開かれ、厳重注意を受けていたことが分かった。

また石川氏は19年3月から、男女の人権尊重や政策立案への女性の参画などを目的とする内閣府の男女共同参画会議の議員を務める。

査問会は同社の社外取締役、社外監査役、弁護士が出席して開かれた。

関係者への取材によると、査問会では石川氏のセクハラ行為として、15年8月~18年5月にあった4件が報告された。

店舗スタッフの女性を朝ホテルに呼び出し、本人の同意がないままわいせつ行為に及んだとしている。ほかの3件はホテルの部屋や深夜のバー、東京に来て「デート」するよう誘ったなどとしている。

これに対し石川氏は食事に誘ったりホテルに行ったりした事実について認め、陳謝したという。石川氏への処分はなく、厳重注意となったという。

ストライプ社は「弊社としてはセクハラ防止を含め、コンプライアンス確保に真摯(しんし)に取り組んでおります。」などと回答した。

女性の生き方を伝えてきたブランドの代表で男女の人権尊重や男女共同参画会議の議員を務める人が、この事件について厳重注意だけで処分を終わらせていいのだろうか。

ストライプインターナショナルは18年度の年商(グループ連結)は1364億円、19年1月末時点の社員数は3699人。
主力ブランドである「アースミュージック&エコロジー」は、就職活動サイト「マイナビ」の大学生人気ファッションブランドランキング(19年)でユニクロ、GU、ナイキに続く4位と、高い人気を保っている。